St. John’s大学に留学中の礒野眞コーチのクリニック実施@仙台高校

7月1日(土)・2日(日)、仙台市立仙台高校を会場とし、米国St. John’s大学院に留学中の礒野眞コーチによる勉強会と実技クリニックが開催された。本企画は、日本滞在中に米国での経験や知見をバスケットボール関係者と分かち合うと共に、全国各地の競技現場の状況をさらに深く知りたいという磯野氏の情熱に対し、仙台高校バスケットボール部の佐藤隆先生が賛同し、磯野氏を仙台へと招き入れる準備に着手した事で実現。弊社でも、開催協力機関として、諸々の準備や交渉の段階で活動をサポートした。

米国のバスケットボール競技環境の特性を伝える勉強会には、近隣の指導者の方々が集い、積極的な議論を交わした。実技クリニックは、午前、午後の2部構成。仙台高校のみならず、仙台一高、仙台ニ高、仙台三高の各近隣高校のバスケットボール部員も参加。”Finish strong”をテーマに開催された実技クリニックも非常に熱のある内容となった。


勉強会では、11月から3月までのシーズン制でバスケットボールに取り組む中で、トライアウトから始まるシーズンの大きな流れを説明。部活動で競技する事は万人に与えられた権利ではなく、常にふるいにさらされる苛烈な競争環境についても言及。Studen Athleteとして求められる基準についても説明された。本勉強会は、佐藤隆コーチの音頭により、他校の指導者や、仙台高校の他の競技で指導をする先生にまで案内した形で実施された。勉強会については、下記のように感想を語る。


「シーズン制やトライアウトの存在、非常に短い準備期間に『何をして』『何をしないか』、バスケットボールを取り巻く環境の違い、そして今まさにアメリカのバスケットボール界で何が起きているのか、どんな事が求められているのかなどについて、磯野コーチから熱のこもったお話を伺うことができました。アメリカの途方も無い凄さを感じさせられるとともに、日本の部活文化の素晴らしさを再確認する機会にもなりました。」


“Finish strong”をテーマとする実技クリニックでは、米国で広く活用されているドリブルスキルやステップワーク、ドリブルドライブモーション・オフェンスなどのスペーシングなどの発展形も紹介された。


「近年アメリカの動画でよく見かける、ドリブルワークとステップワークさらにそこにオフハンドのハンズワークをカップリングしたドリルを紹介していただいた。参加選手達はなかなかすぐにスムーズな動きは出来なかったが、アメリカンドリルの一端を感じることができた。また、ドリブルドライブモーションにおけるスペーシングと判断(Decision Making)など、すぐにも取り組みたいドリルを紹介いただき、選手達のみならず指導者にとっても大変有意義なクリニックとなりました。フィニッシュ・ドリルでコンタクトを前提としたショルダーコンタクトとそこでできたシュートの際の空間の作り方も非常に参考になりました。」


午前、午後とで、生徒を入れ替えて行われた実技クリニック。磯野コーチとしても、これまでの大人数を1日で指導する事は珍しかったようだ。実技クリニックに参加する生徒や、見学されている指導者の方に米国で学んだ事を伝えるべく、入念に制作された練習プログラムや、プレゼンテーションの資料も非常に印象に残った。本取り組みは、仙台高校の学校全体HPの中でも「礒野眞コーチによる勉強会」としてレポート記事や、当日の配布資料が掲載されている。弊社としても、スポーツの競技現場に、様々な刺激や、学びの場の創出をサポートする事により、バスケットボール、スポーツ文化の発展に貢献していけるように取り組みたいと思っている次第。

http://www.sendai-c.ed.jp/~sendaihs/


<写真>
・勉強会&実技クリニックの様子(提供:仙台高校バスケ部)
・磯野コーチが東京大学在学中の写真。
弊社にて制作。フルオーダー昇華ゲームウェア上下。