Dave Taylor氏の日本での活動について<その2>

【Dave Taylor氏の日本での活動について<その2>】

Tokyo Skill Campを開催しているDave Taylor氏は、日本のバスケットボール界の中、特に育成世代を指導するコーチを対象とした活動も拡がりを見せている。

宮城県気仙沼市バスケットボール協会で開催されている「バスケットボールの勉強会」(開催協力:株式会社アップセット)も、その一つだ。勉強会のディレクターであり講師の袖野洸良氏がDave氏の指導者講習会(テーマ:『アメリカの育成環境の光と闇、ジョン・ウッデン氏から学んだ事』)に気仙沼市から参加した事で交流がスタート。

◇バスケットボールの勉強会(気仙沼市)にDave氏がビデオメッセージを寄せる

2016年7月末に開催された「第12回バスケの勉強会」では「Dave氏の講習会で学んだこと。日米の育成環境の違いや、コーチのやるべき仕事について」をテーマとした勉強会を開催。その中で、気仙沼市のコーチの方へのメッセージや「(目先の勝利では無くて)育成を標榜する上で、コーチが取り組まなければならない事柄」について、Dave氏からも、勉強会に参加する方々に対してビデオメッセージが届けられた。

Dave氏のメッセージ(一部分のみ抜粋)
「私が若いころ、(師と仰ぐ)John Woodenを始め、多くのコーチの方に協力をしてもらいました。コーチは、いつでも、お互いに助け合わないといけません。なので、今日は、私が出来ることで皆さんのヘルプをしたいと思います。
世の中には2種類のコーチがいるというのが私の考え。1つは、コーチの為のコーチ(自分が有名になりたかったり、功名心の為にコーチをしている人)。2つ目は、子供たちの為のコーチ。私は、子供たちの為のコーチであることに誇りを持っている。

私は「デベロップメント」を信じている。別にトロフィーも名声も、欲しくない。子供たちの成長をサポートすることが、何よりも喜びだ。インテグリティー(integrity、誠実さ)が大切だと感じている。
コーチをしているチームが試合に負ける事もある。とっても悔しい感情も覚えるが、それは、ある種、喜びを感じる瞬間でもある。選手にとって、負けを認め、そして誠実に向き合うのであれば、それは成長に繋がる。

試合に負けることを嫌がって、勝利、勝利、勝利、勝利を求める人もいる。目先の勝利を掴む為、選手のプレーを必要以上に制限したり、目の前の勝利の為だけの選手起用を選択する人もいる。私にとって大切なのは、その試合は、選手が成長したかどうか、全力を尽くしたかどうかという事。私は、チームをコーチする際には、それを基準に試合を進める。

勿論、そういうスタイルを取るには、コーチには数多くの仕事がある。その分、私は非常に多くのフィードバックを選手に行う。映像分析をし、選手に見せる。選手個々にフィードバックをし、必要とあらば長いMTGの時間を設け、話し合う。選手の成長に情熱をささげ、多くの時間とを費やすことで、成長するためのサポートをしている。それが私の哲学だ。

また、もう一つ、大切にしている価値観があります。これはJohn Woodenさんに教わった事です。MVPはいらない、という考えです。誰かが、誰かよりも価値があるなんて、私にはナンセンスだ。チームは、共に練習し、共に勝ち、ともに負ける。共に喜び、ともに悔しがる。それが、私の哲学です」

※弊社製作
フルオーダー昇華Tシャツ(Tokyo Skill Campにて選手、コーチが着用)
Dave Taylor氏のHP
http://coachdavetaylor.com/